坂東玉三郎 初春特別舞踊公演

2018年、初観劇は玉三郎様だなんて、なんて幸先が良いのでしょう。

大阪・松竹座にて。



夢のような時間でした。



前回歌舞伎座で拝見した時は、

あの世とこの世の“はざま”にいるような感覚に陥ったのですが、

今回は美しさの中に引きずり込まれるような・・・

本当に唯一無二の方です。



この先、ここまでの方にはそうそう巡り合わないというか、

生まれないというか。

上から目線のようで恐縮ですが、



ご自身の踊りやお芝居、お化粧、お衣装。

そして同様に出演者のこと。

大道具、小道具。


そしてその先、と言うのかその前と言いますか、

例えば衣装一つとっても、その絹を紡ぐ方や、お蚕さんを育てる方への想い。


並大抵の人間では届かないような細部までへの細やかな想いと情熱。


実際に生産者さんのもとへ出向き、

消えそうな伝統産業に灯火をつけるべく、極めて高度な依頼をしたり。

(職人さんがほとんどいなかったり機械もなかったりで大変そうなのですが)


もちろん舞台のクオリティのためということもあるかと思いますが、

難しい技術を習得や継承によって次世代へ残すため、でもあるのですよね、きっと。



筋書き(プログラム)一つとっても、ものすごく丁寧に作られていて。

勉強になるのでついつい読み進めてしまします。

(そこに生産者さんとのやりとりが載っていましたし、

 失われつつある日本の伝統に対する危惧が述べられていました。)




この方と同時代に生きられたことにただひたすら感謝です。

観劇後は、阪急にあるマイセンカフェで。

玉三郎さんの余韻に浸りながら、ゆっくり過ごさせて頂きました。


想像以上にケーキが美味しくてびっくり!

気になって調べてみるとヨーロッパのコンクールで受賞歴のあるパティシエさんとのこと。

ちなみにラスト1の日向夏のタルト。



街の中心部でゆっくり過ごせるティールームが名古屋には無くなってしまったので、

とても貴重な時間です。



ロココ調の内装とマイセンの食器に心ときめきながらも、

そして

そこで広げた玉三郎さまのお写真(プログラムを開いて飛び込んでくる)の、

見事な調和っぷりに衝撃!



私、玉三郎さまの凄さの1つに、

西洋文化との調和があると思うのです。



よく雑誌などで海外を訪れているお写真を拝見するのですが、

どこの国でも調和されている。



坂東玉三郎、という揺るぎない存在。



それは、

美しさに国境はないというのはもちろんながら、



玉三郎さまが醸し出す雰囲気や美の世界観には、

西洋文化の造詣の深さも影響しているからなのではと思います。



日本の伝統芸能の世界にいながら、

世界の沢山の文化芸術を知っている、触れている。

体感している。



きっと何事も一つだけ独立しているなんてことはなくて、

色んな影響のもとに融合しあって

一つの形に見えるだけなのかもしれないですね。



そして私は、

自分の不勉強さを恥じるのであります。汗


でも無知であることは、

まだまだ知らない世界を知っていく楽しみがあるので

お得だなと思います!笑



あと、中村屋びいきとしては

鶴松くんご出演!でしたので心の中でエールを送りました♩




とても良い一日となりました。

また玉三郎さまを拝見できるその日まで、頑張ろう!